garamanのマジック研究室

マジックに出会ってぼくは生まれた

奈良県十津川村に住む一人の少年、原大樹。デパートや駅がないどころか、自販機や外灯すらもないほどの田舎。そんな環境に生まれた大樹少年は、8歳の時に出会った一冊の本「マジック入門」の影響で、マジックキャッスルを目指すと心に決めた。とはいえマジックを学んでも実演するための道具を買えるような環境にはなく、道具を一から自作する必要があった。環境としては絶望的とも言える悪条件ながら、情熱だけは失われなかった。学校で友人に見せたり、幼稚園や老人ホームで披露することで、ある程度の自信を持っていた大樹少年に、ある時もっと大きな規模の舞台が用意された。初めてのステージマジックに不安を覚えながらも、友人たちと一緒に道具を揃えるところから始めた大樹少年だったが、この舞台が初めての大きな挫折を覚えるきっかけになってしまった。。。

そんな挫折を乗り越えて、マジックキャッスルに出演するまでに成長する、原大樹少年の物語。実在のイリュージョニストHARA氏の半生を元に、涌井学氏が書き下ろした小説作品です。軽やかな文体ながら、心揺さぶるストーリーに、最後まで一気読みすること請け合いです。

涌井 学
小学館


電子書籍版もあります。

レビュー

なし