garamanのマジック研究室

折り紙

日本人で「折り紙って何?」という人は、さすがに居ないでしょうね。でも、日本以外の国の人から見れば、「折り紙」は一種の魔法です。1枚の紙を使って、切り込みを入れることなく「折る」という技法だけで無限にイメージを現実化していく様は、魔法と呼ぶに相応しいものかもしれません。いまやアメリカでも「Origami」と言えば通じるほど日本の文化として知られるに至りました。


origami

何もコメントは要らないかもしれませんね。写真を見て下さい。折り紙の基本原則に則って、切り込みを入れずに「折る」だけで作成しています。首から上で1枚・首から下で1枚使っています。何となく大きさのバランスが良かったので、並べて撮影してみました。(^^)

ちょっと子供じみた事に感じるかもしれませんが、これは世界に誇れる日本ならではの作品でもあります。折り紙自体が日本の文化であることは前述の通りですが、もう一つこの技術を支えているのが「お札」です。これだけ折りたたんでもしっかりと形を維持していられるのは、和紙の技術を応用した日本紙幣の質の高さによるものです。お札を使ったマジックを行ったクライマックスに、このようなお札に変化させるという試みは、日本人を相手にしたときと海外の人を相手にした時とで、大きく反応が異なるはずです。もしかしたら写真のような折り紙をゆっくりと開いていき、元のお札に戻っていく様子を見てもらった方が驚くかもしれません。

ちなみに、日本では硬貨に穴を開けたり紙幣に切り込みを入れてしまうと法に触れますが、折り紙であれば問題はないはずです。(これが問題なら折りたたんで財布に入れる事もできませんから。。。)

さらに補足すると、それぞれ「ターバン野口」「千円シャツ」と呼ばれているそうです。