garamanのマジック研究室

マインド・ミステリーズ 第5巻 日本語字幕版

[MIND MYSTERIES TOO 5] の日本語字幕版です。

リチャード・オスタリンドのマインド・ミステリーズの続編シリーズです。旧シリーズからの通算で第5巻目にあたります。新シリーズではセットという概念が導入されています。これは幾つかの作品をまとめた単位で、一つのセットでひとつのミニ・ショーになるように構成されています。極め付きの作品でノックアウトした後に、時間を埋めるように蛇足の一作品を付け加えてしまうようなことがあっては興醒めですから、パフォーマーなら意識しておきたい概念です。とはいえ、リチャード・オスタリンドのキャラクターを勘案してこの順番ですから、演じ方や人によってはDVDの順番がベストではないこともあるでしょう。自分のパフォーマンスをイメージして取捨選択することが大切です。

この巻では3つのセットに振り分けて、10個の作品が収録されています。スプーンやフォークをダイナミックに曲げて見せる作品では、指先のテクニックではなく、演者から放たれたエネルギーによって曲がったような効果が得られるように、考え抜かれています。実際に曲がるだけでなく、観客の脳が曲がっていく過程を補うことで完成する作品とも言えます。心理学的な観点からも興味深い作品です。また、演者が四つ折りの紙片を手に持ったまま、観客に数字を1つ言ってもらい、四つ折りの紙片をそのまま観客に渡すと、そこには観客が言った数字か書かれているという、極めてシンプルな予言トリックも公開されています。さらに、ステンレス製の目隠しをしたまま、まるで見えているかのように様々なことを当てていく様は、以前テレビで放送された、目隠ししたまま車を運転する様子を思い出しました。

最後に、ホテルのカードキーに念を送りデータを消去するというアイディアも、これは解説のみですが披露されています。演技のアイディアとしては面白いのですし、本人も言うように名前を売るためには、とても効果的です。しかし、くれぐれも真似しないでください。本当にデータが消えますし、意図的に実行するわけですから、器物破損になってしまいます。

Richard Osterlind
L & L Publishing
スクリプト・マヌーヴァ

レビュー

なし