garamanのマジック研究室

イリュージョンホテル
PLAY FOR MORNING

高校生グループが卒業パーティーの夜、思い出作りに挑んだ肝試し。そこは、廃墟になったホテル。20年前に男女が殺害された現場でもあった。484号室に入った彼らは、壁に描かれた不思議な記号と、ミイラ化した手首を見つけた。直後、謎に挑む彼らの気持ちを削ぐように2人の犠牲者が出てしまう。逃げようとしても元の場所に戻されてしまい、時空の歪んだホテルに閉じ込められた彼らには、謎を解く以外に生き残る道はない。見えない殺人鬼の手を逃れながら謎解きをする彼らは、古い時代に飛ばされては戻される不思議な体験も繰り返す。徐々に明らかになる謎と、次々に増えて行く犠牲者の数。不安と恐怖に打ち勝ち、謎を解いてホテルから抜け出すことはできるのだろうか。

2006年にアメリカで公開された「Play for Morning」の日本語版です。DVDのパッケージには「予測不能 理解不能 脱出不能 - 驚愕のイリュージョン・スリラー」とありました。実際には、同じことを繰り返すので予測可能ですし、それを覆す程の意外な展開はありませんでした。しかも脱出できるのかどうかをハラハラして観ていたい人に向けて「脱出不能」と謳ってしまうのはどうかと思います。何よりもイリュージョンが出てきません。。。マジシャンは重要な役割を持って登場するのですが、彼が何かのトリックを仕掛けているわけではないので、そもそもトリックを見破るも何もないのです。しかも怖くないし、とにかく心理描写が拙い。パッケージのコピーのうち、「理解不能」のところは納得できました。

Cartney Wearn
Udo Kier
Jonathon Trent

レビュー

なし