garamanのマジック研究室

マインド・ミステリーズ 第6巻 日本語字幕版

[MIND MYSTERIES TOO 6] の日本語字幕版です。

リチャード・オスタリンドのマインド・ミステリーズの続編シリーズです。旧シリーズからの通算で第6巻目にあたります。第5巻と同様、3つのセットで構成されています。 3つのセットで、合わせて10の作品が収録されています。

1つ目のセットでは、4つの作品が収録されていて、中でも「ミラクル・フライング・カード」は秀逸です。”最も優れたスタンダップで行うカードマジック”と言われているそうですが、その表現に偽りはありません。3人の観客がそれぞれ選んだ1枚ずつのカードにサインをしてデックに戻します。デックに戻してからは何も怪しい動きがないまま、突然胸ポケットからサインされた1枚のカードが出てきて、すぐに内ポケットから封筒に入った2枚目のサインされたカードが出てきます。最後の1枚もありえない場所から取り出されます。3枚とも、直前にサインされたカードであることを確認してもらえるという、文章だけ見ると不可能としか思えない現象です。

2つ目のセットでは2つの作品しか演じられませんが、そのどちらも強烈です。とりわけ「アメイジング・メモリー・デモンストレーション」は、古くからあるアイディアであるものの、そのアイディアを一つの作品として仕上げるために、様々な KnowHow がたっぷりと詰まっています。

最後のセットには4つの作品が収録されていますが、この中の「アウト・オブ・ハンド」は一押しです。現象は昔からあるシックス・カード・リピートと同様で、5枚のA(!?)から余計な1枚を取り除いても、なぜか手元には5枚のAが残ってしまいます。何度取り除いても、5枚のAが残ることに嫌気さして、2枚取り除いてみても、やっぱり手元には5枚が残る。ヤケになって4枚取り除いてみたら、手元のカードがロイヤルストレート・フラッシュになっているという展開です。この手順をポーカー・ゲームの場という演出でコミカルに演じてみせる事で、単調にならない作品に仕上がっています。

Richard Osterlind
L & L Publishing
スクリプト・マヌーヴァ

レビュー

なし