garamanのマジック研究室

Hanky Panky

何も持っていない左手に1枚のハンカチを被せます。すると、ハンカチの中央部が少し持ち上がってきます。ハンカチの中央の持ち上がった部分を右手でつまんで裏返すと、そこには1枚のコインがあります。出てきたコインを左手で受け取りポケットにしまうと同時に、今度は右手に裏返しに被さっているハンカチの中央が持ち上がってきます。左手で中央部分をつまんで裏返すと、そこにはさらにもう一枚のコインが現れます。

この現象を何度も繰り返していくのが、Hanky Panky の手順です。

ハンキ・パンキ

遊びの冒険 全5巻
「5 とっておきクロースアップ・マジック」 p.115

ジャック・チャニンの原案の手順です。技術的に難しいところは無いので、比較的簡単に手順を覚えることができるでしょう。この本では、2枚のコインを取り出す手順が解説されているだけで後はその繰り返しであると書かれていますので、「何回繰り返すか」「最後の締めくくりをどうするか」は個人のセンス次第です。ちなみに著者の松田道弘氏は5〜6回繰り返せば充分でしょう。と仰っています。

クライマックスのアイディアも少し書かれています。また、人から見えにくいという欠点を補うために多少大きめのコインを使うことが薦められています。(2005.04.02)

マーコニックのスピーディーな改案

遊びの冒険 全5巻
「5 とっておきクロースアップ・マジック」 p.118

原案の手順をさらにスピーディーにさせたマーコニックによる手順です。ある工夫をすることによって次々にコインを取り出すことができるようになっています。改案とは言ってもアイディア自体は原始的になっているような気がしますが、マジシャンが納得するやり方を追及するよりも、観客に与える効果を優先させたと言う意味では、思い切った改案です。(2005.04.02)

ハンキー・パンキー

奇術入門シリーズ コインマジック
p.142

手順は原案と同じです。セットアップから演技の締めくくりまで、実に細かく詳しい解説です。29枚のイラストで4ページにわたって解説されています。コインを取り出す手順を何度か繰り返した後、最後の締めくくりはタバコとマッチが出てきてステージ上で一服。といった流れです。

最後の注釈として、取り出した後のコインは前後にユラユラと揺らした方が良いというアドバイスがあります。ステージ上で演じる人には覚えておいて損の無い実践的なアドバイスです。(2005.04.02)

ハンキー・パンキー

コインマジック事典
p.158

手順は原案と同じです。「奇術入門シリーズ コインマジック」と同じく、最後にタバコが出てきて一服するといったルーティーンです。強いて違うところと言えば、、、マッチじゃなくてライターが出てくるくらいでしょうか。。。(笑)

事典というスタンスを貫いているためか淡々と解説してあるだけで、特別なアドバイスがあるわけでもありませんが、大変よくまとまっており解説文も簡潔です。準備するものとして、単に「ハンカチ」とは書かずに「不透明なハンカチ」と書いてありますが、見落としがちな注意点だと思います。意外と透けて見えるハンカチが多いので、自分が使うハンカチがどの程度透けないかを認識しておくことが大切です。(2005.04.02)