garamanのマジック研究室

心を上手に操作する方法

原題は「Denk doch, was du willst」。トルステン・ハーフェナーの「心を上手に透視する方法」の続編です。著者が37歳の誕生日を迎えたその日、朝から激しい動悸に襲われ、病院にいくはめになります。ところが医師の診察によると、体は健康そのもの。ツアーや講演会で忙しすぎる事も原因のひとつではないかと指摘されます。相手の心だけでなく、自分の心のコントロール方法まで熟知しているつもりの著者としては、思いもよらない指摘だったようです。この経験から、著者は「どんなに優れた考え方や知識を身につけても、しっかり時間をかけてそれを心に染み渡らせなければ役に立たない」と痛感したそうです。そんな思いから纏められたのがこの本です。そのため、一線で活躍するパフォーマーが使うテクニックを披露するわけではなく、一般の人たちにとって本当に役に立つと思われる内容が目白押しです。

書店では、この種類の本までビジネス書として沢山並ぶようになりましたが、そのテクニックや知識を盲信してしまったせいか、わざとらしい仕草をしたり、大げさな振る舞いをしてしまい、かえって印象を悪くしてしまう人もいるように見受けられます。この本では、テクニックを過信しすぎないように適切な注意が随所に見られるので、その点も好印象です。

文庫版も出ています。

Thorsten Havener
福原 美穂子(訳)
サンマーク出版

レビュー

なし