笑いの手品師
ジミー重岡さんの手品実践記。39年間、中学・高校で社会科の指導に当たられた経験を活かし、今では病院・学校・町内会といったパーラー規模で手品を披露されています。結婚披露宴・介護施設・労働組合など、客層も目的も様々な場面で、ご本人曰く「笑いあり、感動なしの手品」を披露されています。笑顔を生み出すために、マジックを道具として使う手品師といったところでしょうか。特に介護施設では、認知症の方の反応には目を見張るものがあり、観客参加型の手品を演じていると、隣同士で教えあったりするような場面が見られるそうです。マジックの持つ力を、こういう形で発揮できる方こそ、真のマジシャン(魔法使い)なのかもしれません。デビッド・カッパーフィールドの「プロジェクト・マジック」を実践しているような活動に頭が下がります。
本の中でいくつかのマジックが紹介されていますが、種明かしはしておらず、そのマジックを使ってどのように笑顔を生み出すかが解説されています。
レビュー
なし