The end of Magic
主人公は小学4年の天才マジシャン、羽田優貴。と言ってもマジックが天才的に巧いわけではなく、テレビ局のプロデューサーである父親の職場見学に行った時、出演するはずのマジシャンに代わって急遽テレビ出演することになっただけ。マジックの経験は一切なく、インカムからの指示に従って、簡単なマジックを演じるのが精一杯。嫌々ながら出演したものの、その反響に気を良くした優貴は、人気に実力を追いつかせようとマジックの練習を始める。図書館から借りてきた入門書を読もうと思った優貴の手元には、借りた覚えのない「呪いのマジック指南書」という本が。その本には、本来の意味である「魔法」「魔術」と、現在の意味を表す「手品」「奇術」の両方を融合させた怪しげなマジックが載っている。この本との出会いが、優貴とその周辺の運命を振り回す。
読者の対象は小学生。主人公と同じ4年生くらいが丁度良い感じです。マジックの監修には庄司タカヒト氏が名を連ねていますので、通常のマジックシーンは実際に実演可能な物ですし、必要に応じてそのやり方も解説されています。また、「呪いのマジック指南書」からの演技については、解説だけではなく付録のカードも付いています。コンセプトに合わせた妖しいデザインのカードです。
影響を受けた小学生マジシャン達が、呪われませんように。。。
続編もあります。
レビュー
なし