garamanのマジック研究室

待ってよ

「ニンジャ・ウィザード」の愛称で活躍したマジシャンの "ベリー" は、ある時、興行で不思議な街に行くことになった。迎えにきてくれた妊婦の "こうこ" の不慣れな運転に揺られながら、街へと向かうベリー。この出会いが、2人の人生を大きく変えることになる。こうこのいる街は、時間が逆しまに流れていく。こうこは日々若返っていくのだ。いや、こうこだけではなく、この街の人はみな若返っていく。墓場で掘り起こされた老婆・ありさも、こうこの娘として、日々健やかに若返っていく。。。

いつしかベリーとこうこは心を通わすようになり、人生をともに歩み始めた。しかし、ベリーは年老いていき、こうこは若返っていく。奇妙な人生を歩む2人の特別な関係は、いったいどうなっていくのか。。。

2016年度、松本清張賞受賞作。あまりに荒唐無稽な設定。考えてしまえば無数に気になる点が出てくるのは事実です。それでも、その設定を受け入れたとき、ベリーとこうこの生き様に心が揺さぶられることでしょう。

蜂須賀 敬明
文藝春秋


2018年に文庫版も出ました。

蜂須賀 敬明
文春文庫

レビュー

なし